01日 11月 2017

ＦＣＪＯＡＮの育成の考え方　安城で本気でサッカーやフットサルをやり始めたいならＦＣＪＯＡＮ

　選手たちの創造、判断、選択、実行の自由を奪ってはいけない

　幼稚園、小学校、中学校、高校を含めて自発的に考えて発信する力を育てていくことが、大人になり社会を生き抜くときにベースとなっていくのです。これからの時代を生き抜く子供たちにとって、指示待ちの人間にならず、自由な発想で発信したり、行動したりすることを育むことが、大人の役割です。そうすれば、大人になるにつれて的確な判断をし、自己課題発見能力がついてくるようになるはずです。

　子どもたちの潜在能力は無限大だと考えています。ですからボトムアップでは、子どもたちの可能性を信じ、選手主体が基本で「個」、「組織」を作り上げていきます。いかに子どもたちが動き出す瞬間を見守り、芽を摘むことなく持っている能力を引き出すか。この年代の選手は、自分たちで苦難に立ち向かい切り開く能力をもっていると信じます。決して選手たちの創造、選択、実行の自由を奪ってはいけないのです。

　たとえば、試合中、ベンチの監督が「シュート打て」と指示が出て見事にゴールを決めました。しかし、シュートを決めた選手本人は、自分の意志のタイミングをはかって判断して蹴ったのではありません。となると、大人になったときに、ベンチにいたこの監督はいなくなります。では、この選手はどうするのでしょう。私の指導は、子どもの将来に携わっていることを常に意識しながら、私がいなくなっても、選手一人で頑張って判断できるようにする指導です。

　サッカーはスポーツの中でも最もミスの多いスポーツであり、局面局面での判断ができることが大切です。ですから、ピッチに立つ選手が判断し、解決することが必要であり、ベンチからコントロールするべきではありません。また、ボトムアップは、試合中だけでなく、日常生活すべてで子どもたちが判断していくように、「オフ・ザ・ピッチ」においてもプレーヤーズファーストです。

　指導者は試合が始まるまでが仕事であり、試合は選手たちが自分たちの力でがんばる発表の場だと考えます。

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