私は、これまでに多くの子供達に、スポーツをする環境を提供し、そして実際に指導を行ってきました。しかし、そんな多くの子供達を見てきた中で、一つの問題に気がついたのです。
それは、「幼児期に最も成長すると言われている、子供の運動神経。ここをサッカーのトレーニングだけではまかなえない。」という事実です。
現在では、幼児期からプロを目指した練習やトレーニング、戦術を指導する人も多くいます。ですが、『幼児期〜少年期には一体何が必要で何をすべきなのか?』を知らずに、一方的な指導をしてしまい、子供達が適切な体の動かし方を知らずに成長してしまうパターンが、指導現場で起こってしまっているんです。
この事は、競技人口が増える中で、キッズ年代~小学生の時点で「競技性」が強く出てしまっている事も原因です。もちろん、競技性がでれば、勝ち上がりたい!優勝したい!と思う指導者は増えてきますよね。そうなると、「大人の大好きな勝たせることに特化した練習」をとにかく繰り返す。でも、それでは子供のモチベーションは保てません。
この年代の子供達に必要なのは勝利よりも、あくまでも「自分で想像して、自ら考え、自らチャレンジする」という事なのです。この事は、子供の発育・発達の観点から考えても大事な事であり、そして、それを子供達自身で体感しなくてはいけないのです。
なぜなら、子供の年齢に応じた発育・発達の段階を踏まえ、それを考慮した環境を提供しなくては、運動神経の発達もそうですが、大人になったときに、自ら考えて行動することができなくなってしまうからです。
これは何も、スポーツの場面だけではありません。社会性やコミュニケーションといった能力、さらには積極性、ポジティブな考え方など、心身ともに、この時期の運動というのは、将来子供に、大きな影響を及ぼすのです。
そんな幼児〜少年期の大事な時期に、どんなことをするべきなのか。私たちJOANスポーツクラブでは、「子供達の発達という観点から考えた運動環境を、子供達に体験してもらいたい。」そう思い、日々活動をしております。
競技やレベル、運動能力など関係なく。その子なりのやり方、その子なりの考えを尊重しながら成長する。それこそが、この年代における必要な環境であり、その環境こそが、現代の子どもの『自立を育むために大切な事』だと考えています。
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